嗚嘎噗

養MERO用每日餵食

　１日午前１０時５分ごろ、長崎県大村市諏訪２のアパート「フレグランス愛」Ｂ棟（軽量鉄骨２階建て）２０１号室に住む会社員、田中吉三郎さん（３２）方から出火。約４５平方メートルを焼いて約４０分後に鎮火した。焼け跡から長男魁人（かいと）ちゃん（３）と、長女星璃（きらり）ちゃん（２）とみられる２人の子供の遺体が見つかった。死因はいずれも一酸化炭素中毒。田中さんは、飲食店従業員の妻亜矢子さん（２３）と子供２人の４人暮らし。田中さん夫婦は当時、仕事で外出中だった。長崎県警は失火とみて火元などを調べている。　
　県警などの調べでは、台所から複数のライターが見つかっており、現場検証して出火原因との関連を調べている。
　現場はＪＲ大村駅から北約２キロの住宅街。このアパートは１０年前に建てられ、１階と２階に計４室があり、３世帯が入居している。田中さん方は２部屋と台所があり、２人の遺体は寝室で見つかった。田中さんはこの日は午前７時過ぎに出勤したという。
　近くに住む男性は、ベランダ側の窓から出る煙で火災に気づき、中から子供の泣き声が聞こえたという。火の回りが早く、窓から炎が出始めると泣き声は聞こえなくなった。「３歳ぐらいの男の子と２歳ぐらいの女の子がベランダで仲良く遊んでいるのをよく見かけた。可愛い子供たちだったのに……」と話していた。
　田中さん方は日ごろ、田中さんが朝早く出勤。夫の帰宅前後に亜矢子さんが働きに出て、子供の面倒をみていたという。火災の知らせを受け、現場を訪れた田中さんの母親は「先週の日曜日に孫２人に会ったばかりなのに。とても悔しい」と言葉少なに語った。